子供のおねしょふとん 丸洗いのクリーニングの依頼がありました。
「夏になるとお泊まり保育があるから・・・」と
気をもむお母さんもいらっしゃるでしょうね。
幼児期のおねしょは心配いりませんよ。
幼いうちは尿意を感じる力が弱いので気付いたら膀胱が一杯になって漏らしてしまう。
成長とともに夜間おしっこしなくて済むようになります。
眠った時に分泌される抗利尿ホルモンホルモンが増えてくるのでお昼寝の時間が少なくなるにつれ、夜間の睡眠時間が長くなれば尿量を抑えたり濃縮してくれます。
おねしょは眠っている間に作られる尿量と膀胱に貯める蓄尿量のバランスが崩れたときに漏らしてしまんですね。
膀胱に尿が貯まる→脊髄神経が延髄に情報を伝える→大脳皮質に伝える大脳皮質が尿意を感じる→大脳皮質が尿を我慢させたり、排尿の指令を出して→おしっこ
となる
成長とともに大脳皮質も発達して膀胱が大きくなって貯める力も増えおしっこの間隔があいてきます。膀胱と尿量のバランスがとれた時がおねしょ卒業となるんですね。
膀胱の発達に個人差はあるのものの幼児期のおねしょは心配いらないということ。
①頻尿のお子さんは
頻繁におしっこを促すから膀胱に貯まる力がないのでトイレの促しはやめてみるのも方法です。
②おしっこの量が多いお子さんは
寝ている間に抗利尿ホルモンがたくさん出れば尿量は抑えられます
睡眠不足も影響、夜間起こしたりせず、ぐっすり眠ることが大切
③身体が冷えている
夏は汗とともに身体の水分が減るのでおねしょは少ないですがクーラーによる冷えなど冷え対策をしましょう。
④水分のとりすぎ
夕方以降は水分を抑え、夕食も味付けに注意してお風呂上がりの水分補給に注意しましょう
おねしょは「起こさず」「あせらず」「しからず」が基本。
おねしょしたふとんは
☆クエン酸を溶かした水をスプレーして日千しすると匂いが薄くなる
☆おねしょの部分をお湯に浸して絞って日干しする
☆水洗いのクリーニング依頼する など
少しでも気持ちよいふとんにしてあげて下さいね。
子供さんのおふとんにはおねしょシーツや洗えるからとポリエステル素材の敷ふとん等はおすすめしません。
蒸れると気持ちよい所を探して寝がえりが頻繁になります。
おねしょしても吸湿力の良い綿のおふとんは広がりにくいです。
おねしょ対策として、
これからの時期(春・夏・秋)はエアミールとサニーセーフ
もしくは綿の敷パットお勧め致します。
いずれもご家庭で簡単に洗えます。